繰り返す粟粒・化膿性ニキビには、ゴールドPTTとアグネスレーザーが有効

季節の変わり目やホルモンの変化のたびに繰り返し粟粒ニキビや化膿性ニキビが発生して悩んでいる方が多くいらっしゃいます。特に夏から秋にかけての時期は、皮脂分泌の変化やストレス、ホルモンバランスの乱れなどが複合的に作用してニキビが悪化することが多いです。
粟粒ニキビと化膿性ニキビの原因
粟粒ニキビ(コメドニキビ)は毛穴に皮脂と角質が溜まって形成される小さな隆起状のニキビです。化膿性ニキビはそこに細菌感染が加わって炎症と膿が生じる重症型のニキビです。ホルモン変化(生理前後、ストレスなど)、誤ったスキンケア習慣、過剰な皮脂分泌、毛穴詰まりなどが主な原因となります。
ゴールドPTT(Gold PTT)とは?
ナノゴールド粒子を皮膚に塗布した後、レーザー(シナジーMPX)を照射してナノゴールド粒子が光を吸収・発熱する原理で皮脂腺を選択的に破壊する治療法です。従来のレーザー施術と異なり、皮膚表面に直接ダメージを与えずに皮脂腺機能を抑制する効果があります。繰り返しニキビが再発する患者様に特に効果的で、皮脂分泌自体を調節してニキビの根本的な原因解決に役立ちます。
アグネスレーザー(Agnes RF)とは?
超極細絶縁針を使用して皮脂腺に直接高周波エネルギーを伝達する施術です。毛穴内部に正確にエネルギーを届けて皮脂腺を破壊しニキビを治療します。再発頻度の高い化膿性ニキビだけでなく、脂腺増生(皮脂腺が肥大した状態で鼻やほほに現れる小さな黄色い隆起)の改善にも役立つことが特徴です。アグネスレーザーは皮膚表面への最小限のダメージで正確な部位のみの治療が可能なため、回復期間が短いというメリットもあります。
ゴールドPTTとアグネスレーザーの違い
ゴールドPTTは広範囲の皮脂腺抑制に、アグネスレーザーは個別のニキビや脂腺増生の病変に精密に作用することに強みがあります。患者様のニキビのタイプと症状の程度によって、2つを組み合わせたり適した施術を選択することが重要です。
ニキビ跡と色素沈着の改善 — シナジーフォーカスセラピー
ニキビが治療された後も残るニキビ跡(凹みのある傷跡、不規則な肌のキメ)や色素沈着(赤み、茶色い跡)は別途治療が必要です。シナジーフォーカスセラピーは2種類以上のレーザーやエネルギーを組み合わせてニキビ跡と色素沈着を同時に改善する複合治療法です。肌の再生を促進し色素沈着を改善して、ニキビ後の肌をなめらかで均一にするのに役立ちます。
ニキビ治療は単に現在発生しているニキビをなくすことにとどまらず、再発防止のための皮脂腺管理とすでにできたニキビ跡・色素沈着の改善も含めた総合的なアプローチが必要です。自分に合った治療法を見つけるために、皮膚科専門医と十分に相談することをお勧めします。
(狎鴎亭リヨンケイ医院 金賢秀院長)
記事で扱った施術
